【宅建独学】4ヶ月で一発合格した、ゆるめの勉強法【勉強開始から合格までのストーリー】

資格・スキル

📋 この記事でわかること

  • 本番に弱い人でも4カ月の独学で宅建に一発合格できた、リアルな勉強法
  • 使った教材(合計8,100円)・YouTube活用法・○△×の問題集記録法
  • 1日のルーティンから試験当日の解き方・心構えまでの具体的な流れ

「宅建に受かりたい。
でも、普段はあんまり頑張れないし、本番では緊張してしまう・・・」

そんな自分でも、4カ月の独学で一発合格できました。
この記事は、私の勉強開始から試験中に考えたことまで、リアルに再現しました。

私と同じような悩みを持たれている方、試験に慣れていない・苦手意識があるという方が、少しでも早く、楽に合格できるように、魂こめて書きました!

宅建試験を受けた理由

FP1級に合格し、その知識が生かせると聞いたので受験しました。
また、実家が大家なので、不動産に関する基本的な知識をつけたかったです。
あと、何かオイシイ話はないかな、というスケベ心も少しありました(笑)。

受験当時のプロフィール

最初に、受験前のスペックを正直にお伝えします。

  • 学歴:偏差値55くらいの都内私立大学経済学部卒業
  • 保有資格:FP1級合格済み(こちらも4カ月の独学で一発合格)
  • 性格:本番で極度に緊張する。
    FP2級では頭が真っ白に。
    高校受験は気持ち悪くなって保健室で受験。
    かと言って、やる気が出るのは試験1週間前くらいで、勉強を始めるまで「メンドクサイな」と思う日がほとんど。
  • 資格スクール:利用なし(完全独学)

FP1級の学習経験があったぶん、多少アドバンテージがありましたが、実際には9割方は初見でした。

準備期間が4カ月なのは、FP試験が終わってから宅建試験までちょうど4カ月だったためです。

勉強時間とスケジュール

基本的に、講義動画→テキスト→問題集というオーソドックスなスタイルで進めました。
月ごとに少しずつ勉強時間を増やしていったのが特徴です。

  • 1カ月目:1日1時間
  • 2カ月目:1日2時間
  • 3カ月目:1日3時間
  • 4カ月目:1日4時間
  • 試験前日:丸1日

勉強時間が後半に増えていくのは、復習に充てる時間が増えるためです。

でも、最初から勉強時間の予定を立てていたわけではないし、毎日きっかりこの時間を勉強したわけでもありません。
メンドクサイなー、とりあえず1題だけ問題解くかー、と思って毎日やっていた勉強が、あとから振り返って平均すると、これくらいの時間になった、ということです。

使った教材(合計 8,100円)

①②はLEC東京リーガルマインド、③はTAC出版です。

教材価格
①『宅建士 合格のトリセツ 基本テキスト』3,000円
②『宅建士 合格のトリセツ 分野別過去問題集』2,500円
③『宅建士の12年過去問題集』(直近1年分のみ)2,600円
宅建試験の独学で使用した教材3冊
↑実際に使用した教材(LEC『合格のトリセツ 基本テキスト/分野別過去問題集』、TAC『宅建士の12年過去問題集』)

 

特にLECの書籍は講義動画がついてこの値段です。
安い!(LECからは何もいただいてはおりません。)

あわせて活用したYouTube

広告で集中力が切れるのを防ぐため、YouTubeプレミアムに加入しました。

これらの動画の作成者の皆様、本当にありがとうございます。

勉強の軸

私の勉強方針は、ひとことで言うと「問題集を通してテキストを覚える」です。

  • テキストを読むだけでは、頭に入りません(以前、「教科書7回読み」という勉強法が流行ったとき試しましたが、私は全く覚えられませんでした。時間返して(泣)。)
  • 講義動画→テキスト→問題演習→テキストが基本。
  • 問題は、初日と翌日で1〜3回目、1週間後に4回目、1カ月後に5回目の解きなおしをする。
    日程は少しくらいずれても気にしない。
    なかなかできない問題は間隔を詰めて解く。
    5回正解することを目標にする。

問題集の○△×記録法

分野別過去問題集に○△×と日付を記入した実際のページ
↑実際の問題集ページ。
  • :自信を持って正解できた
  • :偶然できた/できたけど自信がない
  • ×:間違えた

 

右のページの選択肢ごとに日付と○△×を記入して、5回○がつくまで繰り返しました。全部○がついた日だけ、左のページに○をしました。

( )の日付は、解答にしたマーカー・メモのみ確認した印。
□の日付は、試験前に最後、同じく解答にしたマーカー・メモのみ確認した印です。

しかし、5回〇がつかない問題も数多くありました。
写真では選択肢4以外はほぼ出来ているので、試験3週間前から、選択肢4のみに絞り、解答の確認のみに切り替えました(泣)。

覚えられないもの

語呂合わせと替え歌で乗り切りました。

  • 語呂:自分で作れないものは、YouTubeやネットで検索しました
  • 替え歌:YouTube「不動産大学」の暗記用替え歌を全部覚えました(当時は全部で9曲)

メロディーが引っかかりとなって、意味のない数字でも覚えられました。運転中など、スキマ時間に歌いました。

ゴロでも替え歌でも対応できないものは、テキストに付箋を貼って、テキストだと覚えづらいものはまとめメモを作って、夜寝る直前にサッと見て、すぐ寝るようにしました。

これを3回くらい繰り返すと、自然に覚えられました。
寝る直前にインプットして、すぐ寝ると記憶に定着しやすいそうです。

わからない箇所の確認

テキストのこの部分だけとか、問題ごとにわからない場合はAIに質問し、テキストのテーマ全体がよく分からない場合は、YouTubeやGoogleで検索しました。

具体的な進め方

1回転目

  1. 講義動画を1講分見る
  2. テキストの該当箇所をサラッと読む(わからなくても気にしない。問題を解くとわかる事が多いので。)
  3. テキストを読み終わったら、その都度問題集を解く(まとめてやらない)
  4. 間違えたらテキストに戻って読み返す
  5. ケアレスミスなら、テキストには戻らない

「テキストを読み終わったら、その都度問題集」がポイントです。
まとめて解こうとすると、定着度が薄れます。

2〜3回転目

講義動画は飛ばして、1回転目と同じ流れを繰り返します。

4〜5回転目

問題集だけを回します。
テキストは間違えた箇所だけ参照。
また、問題は1問最大2分以内で解くことを目標としました。
2分×50問=100分で、試験時間120分以内に見直す時間もあります。

6回転目以降

5回〇がついていない問題だけを抽出して反復。
まだ間違える問題と解答ページに付箋を貼り、寝る直前にサッと見るようにしました。

1日のルーティン

参考までに、私の1日の勉強の流れを紹介します。

  • 朝(起床後):学習済みの単元のテキスト付属動画をiPhoneで流し、耳学しながら朝食などを済ませる
  • 朝の仕事前、または夕方の仕事後:1〜4時間(「勉強時間とスケジュール」参照)の座学。
    テキストと問題集
  • 昼(昼食中):①単元のテキスト付属動画/②不動産大学/③ほんださん のどれかを1本見る
  • 夕食:ほとんど勉強できませんでした。
  • 夜(風呂上がり):②不動産大学/③ほんださん/④河野玄斗さん の動画のどれかを1本見る
  • 寝る直前:5分ほど、なかなか覚えられないテキスト・問題集・まとめノートを全部サラッと見る
  • 車の運転中:「不動産大学」の替え歌の動画を耳学しながら、一緒に熱唱
  • スキマ時間:ノート(ルーズリーフ1枚)をポケットに忍ばせ、サッと見ていました。

なお、耳学は情報量が少なくなるので、学習済みのものだけしか聞きませんでした。

ノートは「ほぼ作らない」

  • まとめノート:極力作らない。
    動画で重要だと思った内容で、かつテキスト・問題集に出てこないものだけ、最低限メモした
  • 間違いノート:作らない(テキスト、問題集に付箋で十分)
数少ないまとめノートの一例(都市計画法・5区域と開発許可面積要件)
↑数少ないまとめノートの一例。

 

過去問題集

過去問題集は、試験日の1カ月前に、直近の1回分だけ解きました。
必要な内容は分野別問題集で網羅されているので、時間を計って過去問を1年分解く意味は、時間配分と、合格点が取れるかどうかの確認です。

実際に、すべての問題を1回解いてから2回目を見直す時間があったこと、また、合格点より少し低い点が取れていたことで、それで十分でした。
毎年変わる統計問題は飛ばしました。
そのあとの1カ月は、また分野別問題集+テキストという勉強スタイルに戻りました。

なお、過去問題集だけTAC出版の書籍を選んだのは、過去問を加工せず、そのまま使われていたからです。

過去問題集の見開きページ。<br>〇△×記号と日付の記録法、テキスト参照のメモ” class=”wp-image-902″/><figcaption class=↑「12年過去問題集」の解答のページ

 

模試

模試はうけませんでした。時間がもったいないと思ったからです。

(1)会場模試

模試を受ける意味は、大勢の人がいる中で同時に試験を受けて、いつも通りの実力が出せるかどうかの確認です。
FP試験を受けてきてある程度の試験感触があったので、その確認は不要でした。
それに、本番では、受験会場も机も一緒に受ける受験生も全て変わるので、模試を受けたからといって本番で緊張しなくなることはありません。
また、模試は各資格学校などの予想問題なので、当たるも八卦、当たらぬも八卦。
(占いは信じられない派です)

そもそも、模試を受けたら復習しないと意味がないですし、模試の中には分野別問題集に載っている問題も多くあるでしょうから、勉強範囲がダブります。
また、テキストに出てこないようなレアな問題は各校の予想でしょうから、覚える必要はありません。

あと、大勢の人が集まる会場での試験は、大変疲れます。
会場での試験は1回で十分でした。

(2)WEB模試

WEB模試も、もちろん受けませんでした。

各先生の予想

YouTubeや各資格学校の先生の「ここは出ます」「ここは出ません」という予想は、一切気にしませんでした。
一人の先生が本番の試験問題を毎年見事に当てる、なんてことはありません。
もしあったら、試験問題の漏洩です(笑)。

でも、テキストと分野別問題集は、過去に出た試験問題を参考にして幅広く載せているはずですから、可能性は低くても出ることはありえます。
宅建試験は1点で当落が変わる試験です。
時間が許す限り、すべて覚えるつもりでいました。

試験1週間前

マラソン大会はゴールが見えてくると、ダッシュするタイプでした(笑)。
得点もこの1週間でグッと上がった気がします。

基本的に新しい問題等はやらず、それまでの復習に充てました。
ただ、問48の統計問題だけは、直前でないとデータが出てこないので、追加しました。
使わせていただいたのは「吉野塾」さんの統計の資料です。
(無料ダウンロードできました。本当にありがとうございました。)
必要な数値をゴロで覚えさせてくれるので、直前期のパンパンの頭にも入りやすかったです。
数字まできっかり覚えることができたので、本番では貴重な1点をとれました。
直前期の暗記は少々大変ですが、覚えてしまえば1点を確実にごっつあんです。
本番では緊張して権利関係のような考えさせられる問題の得点は期待できません。

問48の統計問題用まとめノート。地価公示・土地取引件数・宅地建物取引業者数・法人企業統計をゴロで暗記
↑問48(統計)対策のまとめノートの一例。

 

試験前日

試験前日は、家にこもって、まる一日「もうイヤだ!」と思うくらい勉強しました(自宅キャンプです)。
この一日で合格ボーダーから2、3点上回る実力を得たと感じています。
「受かるかな?」と不安になっても合格には近づきませんので、新しいものには手を付けず、少しでも復習することに専念しました。

問題集を5回正解する、という当初の目標は達成できませんでしたが、試験前日に勉強しまくって、問題を解く感覚をビンビンにして前日を終了することができました。

このように過ごすと試験会場に入ってからは、「あと2時間で勉強から解放されて、全部忘れられる! 終わったら何を食べようか!」と考えると、緊張しながらも嬉しさがこみ上げてきます。

試験当日の会場入り

試験時間は13時-15時、入室時間は11時30分-12時30分となっていましたので、12時頃会場入りしました。
早すぎると緊張するし、遅いと焦るからです。

宅建試験は、FP試験と受験者層が違うな、と感じました。
太い金のネックレスをした人や、サングラスをしてアロハシャツを着た人。
普段はあまり関わりたくない(すみません)ような方たちですが、試験会場では、なぜか私の心を和ませてくれました。

会場入りから試験開始まで

試験開始15分前まで、ボーッとテキスト等を見ます。
そしてトイレに行き、戻ってきたら目をつぶって何もしません。
これから2時間、心臓バクバクのフルスロットルで問題を解くので、頭と体を休めたいからです。

しばらくすると、問題と解答用紙が配られました。
問題の表紙の説明文を読み、解答用紙の名前記入欄を確認して、開始の合図を待ちます。
紙が厚いので、問題の透かし読みはできませんでした。

令和5年度宅建試験の問題用紙表紙。右上に各社の予想点と合格点のメモ
↑令和5年度の問題用紙の表紙。
右上の手書きメモは、各社の解答速報での私の得点と、合格ライン点。

 

試験開始~終了

試験開始後、名前と受験番号の記入を確認します。
それから問題を開きます。
最初の問題から解きます。
1問最大2分で解きます。
権利関係は難しいから宅建業法から解いた方が良い、という意見もありますが、私はページをめくる手間と時間がもったいないので、頭からです。
前の席のマダムの、私より10秒ほど早いペースでページをめくる音に、多少プレッシャーを感じました。

気を付けることは、わからない問題があってもはまらないことです。
2回読んでわからない問題は勇気を持って必ず飛ばす、できれば1回読んで判断します。
とりあえず解答用紙のマークは塗って、あとで見直せるように問題にチェックを付けます。
また、4つの選択肢すべてを読まなくても、正解が間違いないものは、その後の選択肢は読みません。(「ワンブースト」という方法)
とにかく50問を少しでも早く読みとばすと、2周目に読むときは1周目とは比べ物にならないほど落ち着いて読めます。

⚠️ 1つの問題にはまらないことが最重要

わからない問題は勇気を持って飛ばし、まず解答用紙のマークだけ塗って先へ進むのがコツです。50問を早く読みとばすほど、2周目は落ち着いて解けます。

2周目は、チェック付けた自信のない問題だけをもう一度読みます。
2周目に読んでも自信のない問題は、今の自分にとっては難問です。
マークはもちろん塗りますが、勇気を持ってあきらめます。

3周目は、解答用紙の見直しです。
すべての問題のマークが塗ってあるか、問題用紙に〇した解答とマークミスがないかの確認です。
まだ時間があったので、4周目はすべての問題を頭から読み直し、間違いがないか確認しました。
さらに時間があったので、5周目はまた解答用紙を見直しました。
ここでタイムアップです。

宅建試験に限ったことではないですが、第一問に難しい問題を持ってきて、受験生をパニックに落とす、という試験委員の策略は多い気がします。
では、第一問から解かなければ良いのでは?と50問目から解いたとして、どこから解いても最初に難問に当たることはあります。
ですので、一つの問題にはまらないことはものすごく重要です。

本番試験の問題用紙の見開き。〇△×印で選択肢に印を付けた様子
↑本番試験の問題用紙の見開き。

 

試験結果

結果は39点(LEC、ユーキャンの解答で自己採点)、合格ボーダーは36点で、無事合格していました。
高得点ではないけど、ケアレスミスはゼロだったこと、ボーダー付近に受験者が集まることを考えれば、納得できる結果でした。

試験で一番重要なこと

宅建試験で一番重要なことは、「名前と受験番号が正しく記入されていること」だと思っています。
そして次に「マークミスをしないこと」、その後に「優しい問題を読み間違い等で落とさない事」です。

スローガン

明日の1冊より、今の1題

「今日は30題解くぞ!」と考えると、勉強をなかなか始められません。
「1題だけ解いておくか」と思うと、なんとか始められました。

そして1題解き終わると、もう一題だけやるか~、と続けます。
これである程度自分をダマして、ダマせなくなったらやめます。

気をつけたこと

最後に、4ヶ月続けるために自分に課したルールを共有します。

  • 「1回で絶対合格する」とは考えない(そう考えると本試験のときに緊張するし、受かるまで受験するつもりだったから)
  • なるべくがんばらない(次の日に疲れが出るから)
  • 昨日まったく勉強しなくても、罪悪感を持たない
  • とにかく今すぐ1題だけ問題を解く
  • 自分の勉強法が正しいか、河野玄斗さんのYouTubeを見てときどき方向修正する

勉強法が正しいかどうかは、必要な勉強量をこなすのと同じくらい重要だと思っています。

「がんばろう」という気持ちよりも、正しい勉強法で必要な勉強量をこなす、ということだけを心がけました。

そして、正しい勉強法、必要な勉強量は、人によってある程度違います。
ただ、問題を解く、という行為は誰にでも必要な勉強法なので、問題を解きながら、自分に最適なものを探すのがベターではないでしょうか。

最後に

ここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
最後まで読んでいただいたのは、何かしら共感していただける箇所があったのではないかと思います。
宅建試験は、合格率が15-20パーセント、5・6人に1人くらいが受かる大変な試験です。
でも、正しい勉強法で、必要な勉強量をこなせば、必ず受かる試験だと思います。
正しい勉強法と必要な勉強量は、人によってある程度異なります。
それは勉強しながら探し続けるものです。
これを読み終わったら、すぐに1題問題を解く、1ページだけテキストを読む、1つだけ動画を見る、どれでも良いので、勉強に取り掛かってください!

なお、合格体験記の参考として、宅地建物取引士試験の合格証書を掲載しておきます(個人情報はマスク済みです)。

宅地建物取引士資格試験 合格証書
宅地建物取引士資格試験 合格証書(個人情報マスク済)

免責事項

本記事は、筆者個人の宅地建物取引士試験の合格体験をもとに記載しています。
紹介している勉強法・教材・スケジュールは、すべての方に合格を保証するものではありません。

また、記載している書籍・動画・サービス等の情報は記事執筆時点のものです。
最新版の発売、内容の改訂、サービスの仕様変更などにより、現状と異なる場合があります。
試験制度・出題範囲・関連法令も変更される可能性があるため、受験を検討される方は、試験の実施機関である一般財団法人 不動産適正取引推進機構などの公式情報を必ずご確認ください。

本記事の情報を活用された結果生じたいかなる損害についても、筆者は責任を負いかねます。
あらかじめご了承ください。

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